かつて「LIFE」という曲で一世を風靡した2人組ユニット、キマグレンが再結成を発表し、多くのファンにとって大きな話題となっています。
しかし、その裏には解散の理由として金銭問題や性格の不一致があったという噂もあります。今回はキマグレンの結成から解散、そして再結成に至るまでの経緯を詳しく掘り下げていきます。
結論として、キマグレンの解散理由は金銭問題から来る性格の不一致で間違いなさそうです。
キマグレン結成前から2人はビジネスパートナーだった!
2005年に海の家ライブハウスをオープン!
キマグレンのメンバーであるクレイ(KUREI)さんとイセキ(ISEKI)さんは、ユニットを結成する前からビジネスパートナーでした。
2005年、2人は神奈川県逗子市に海の家ライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」をオープンしました。このライブハウスは、海辺で音楽を楽しむというその時にはまだほとんど日本にはない新しいスタイルで、音楽好きたちから支持を集めました。
クレイさんとイセキさんは、この海の家を通じて音楽の素晴らしさを多くの人に伝えたいという強い思いを共有しており、同年2005年にキマグレンとしてユニットを結成しました。
しかし海の家というのは1年間のうち2か月しかオープンしないのに、賃料や建築費、光熱費や人件費は1年分かかります。それに加えて彼らは1年目からCharaやBONNIE PINKといった有名なアーティスを呼んだりしていたのでその出演料なども加わり、なんと1億円もの出費があったそうです。
クレイさんは周りに出資などを募りましたが、結局1年目から7000万円の負債を抱えてしまったのです。
なんと当時クレイさんは24歳!すごい行動力ですが、その若さで莫大な負債を抱えてしまうと途方に暮れてしまいそうです。しかしクレイさんは超ポジティブ思考であまり気にしていなかったようです。すごいメンタルの強さですね。
2008年キマグレンとしてメジャーデビュー!
それまでは趣味でやっていたキマグレンとしての音楽活動ですが、2008年にメジャーデビューを果たすこととなります。
2人が経営する海の家でたまに2人もキマグレンとして出演していたところ、たまたま来ていた音楽プロデューサーにメジャーデビューしないか?と声をかけられたことがきっかけだそうです。
デビューシングル「LIFE」は、夏の爽やかな雰囲気と前向きな歌詞が多くのリスナーの心を捉え、大ヒットしました。
この曲はauのCM曲として使用され、キマグレンの名を全国に広めるきっかけとなりました。
「LIFE」は、海の家経営中にしんどくなった時に「社員の前では泣きたい時に泣けないし、笑いたい時に笑えない。誰のために生きてるんだろう」と思ってしまった時に生まれた曲なんだそうです。
結果「LIFE」が大ヒットしたことでそれまでの負債を完済できたのですが、その後海の家を移転したことや海岸の規制などが重なりまた赤字になってしまいます。最終的に約2億円にまで膨らんでしまったのでした。
キマグレンの解散理由は大まかにいうと性格の不一致!
ポジティブすぎるクレイについていけなくなったイセキ
キマグレンの解散理由としてよく取り上げられるのが、性格の不一致です。その根本には、海の家「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」の経営問題がありました。
クレイさんとイセキさんは性格に大きな差があり、クレイさんは超ポジティブで楽観的、イセキさんは1つ1つの問題を順番に解決していきたい慎重派なんだそう。
問題に対するアプローチが異なり、意見の対立が生じることが多かったといいます。経営がうまくいかない中で、2人の関係にもだんだん亀裂が入っていきました。特に、資金繰りや運営方法に関する考え方の違いが顕著となり、次第にその溝は深まっていったのです。
そんな中またもや2億円もの負債を抱えてしまい自己破産目前だったクレイさんは、このタイミングでキマグレンを解散させようと決意したのです。
なんと自己破産目前で奇跡が!
キマグレンを解散し自己破産目前だったクレイさんですが、なんとある上場企業がクレイさんの会社ごと買い取ってくれると名乗り出てくれたのです。
それでなんとか自己破産を免れ、解散後はミュージシャンやイラストレーターが参加するクリエイター集団「クレイユーキーズ」を結成し、音楽の道で活動していました。元々ソロ活動にも興味があったクレイさんは、ソロのアーティストとしても活動していました。
まとめ
キマグレンの再結成は、多くのファンにとって待望のニュースでした。再結成の背景には、過去の問題を乗り越え、再び音楽を通じて人々に喜びを届けたいという2人の強い思いがあります。
再結成に至るまでの期間、クレイとイセキはそれぞれの道を歩みながら、音楽に対する情熱を再確認してきました。解散時には解決できなかった問題も、時間を経て冷静に見つめ直し、再びタッグを組む決断をしたのです。
これからのキマグレンの活動に注目し、彼らの新たな音楽の旅を応援していきましょう。再結成後のキマグレンがどのような音楽を届けてくれるのか、期待が高まりますね!