2025年4月、Instagramで位置情報共有が日本でも本格的に導入されました。
便利な一方で、知らないと怖いリスクも多く含まれているこの機能。
本記事では、位置情報機能の内容から、実際にある危険性やオフにする方法、さらにメリットや活用術まで詳しく解説します。
あなたや大切な人を守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。
インスタで位置情報共有が可能に!どんな機能?

2025年に日本でも実装された新機能とは
Instagramでは、2025年初めから位置情報共有機能が世界各国で導入され、日本では4月ごろから一般ユーザーも使えるようになりました。
投稿の際に「場所」を設定するだけで、写真や動画に撮影スポットの情報を付けられるようになり、視覚的にわかりやすい投稿が可能になります。
また、DMの画面で「地図」というアイコンが出るようになっており、ここをクリックすると他のユーザーがどこにいるのかわかるという機能です。

え、すでになんか怖くない?
ビジネスアカウントではプロフィールに店舗の住所を表示できるため、リアルな集客効果も期待されているようです。
とは言ってもインスタグラムはFacebookを運営するMeta社によって運営されており、ビジネスアカウントは地域別に広告を流したり元々できていたので、あまり違いは感じられないかもしれません。
「地図検索」やDMでの現在地共有も可能に
新たに搭載された「地図検索」機能では、周辺の人気スポットや他のユーザーの投稿を地図上で探せるようになりました。
カフェ巡りや旅行中の観光スポット探しにも便利で、若年層を中心に利用が拡大していくことが見込まれています。



確かに「この周辺でいいカフェないかな?」とか探すときは便利かも〜
さらに、DM(ダイレクトメッセージ)では、「1時間限定の現在地共有」機能も登場。
待ち合わせや緊急時の連絡手段として、家族や友人との連携に役立つ機能かも?という面でも注目を集めています。
この辺りの機能は日本ではもう使えなくなってしまった「Zenly(ゼンリー)」みたいな感じですね。
インスタの位置情報共有、実は危険?知っておきたいリスク
リアルタイムの現在地がバレる危険性


今どこにいるかが他人にわかってしまうというのは、意外と大きなリスクです。
旅行中や外出先からリアルタイムで投稿すると、「今、自宅が留守」という情報を公開しているのと同じことになります。
ストーカーや空き巣被害のきっかけになる可能性もあるため、特に女性や一人暮らしの方は注意が必要です。



というか、そもそも家の場所がバレちゃうのは大問題だよ!怖すぎる
プライバシー侵害やサイバー攻撃のリスク
位置情報を頻繁に投稿に含めていると、自宅や職場、よく行く場所といった生活圏が特定されるおそれがあります。
悪意あるユーザーによって、住所が割り出されたり、個人情報が悪用されたりするリスクもゼロではありません。
ハッキングやフィッシング詐欺の標的になることもあり得るため、油断は禁物です。
精神的ストレスや人間関係トラブルも
位置情報の共有が「監視されているように感じる」という声も少なくないようです。
恋人や友人との間で、「どこにいたの?」「なんで隠してたの?」といった不要な詮索がストレスになるケースも想定できますね。


SNSの使い方一つで、対人関係がギクシャクしてしまうのは絶対に避けたいところですね。
インスタ位置情報共有 少ないけどメリットもある!
飲食店や観光地の宣伝に効果的
位置情報付きの投稿は、自然と「その場所に興味を持ってもらうきっかけ」になります。
飲食店や観光地などは、ユーザーの投稿を通して話題になり、集客につながる可能性が高まります。
インスタ映えスポットがバズるのも、この機能の力によるところが大きいのです。
これはビジネスでインスタグラムを運用している人には嬉しい機能でしょうね。
友人との合流や緊急時にも便利
「いまどこにいるの?」と聞かれても、DMで現在地を共有すれば一発で伝わります。
言葉で説明しづらい場所でも、地図上で共有することで迷わずに合流可能です。



今までLINEで位置情報送ってたのが、
Instagramでもできるようになるってことか〜!
また、緊急時には現在地の共有が安全確保のための連絡手段としても有効です。



そのためには常に位置情報をONにしておかないといけないよね・・?
ビジネスやイベント運営にも活用できる
ビジネスアカウントでは、プロフィールに店舗の住所を追加できるため、潜在的な顧客に発見されやすくなります。
イベントの開催時には、参加者への案内や現地の混雑状況の把握にも役立ちます。
情報発信の幅が広がる点では、位置情報は大きな強みとなるのです。
ここまで見てもらってわかる通り、今回の位置情報共有機能は一般のユーザーよりもビジネスでインスタグラムを使っている人にとって嬉しいアップデートなようですね。
インスタの位置情報共有をオフにするには?安全対策も紹介
Instagramアプリでの設定方法
- Instagramアプリを開いてプロフィール画面へ
- 右上の三本線→「設定とプライバシー」をタップ
- 「プライバシー」→「位置情報共有」を選択
- ストーリー・DMそれぞれの設定をオフにする
この設定だけで、意図しない位置情報の漏れをしっかり防ぐことができます。
iPhone・Androidの本体設定でオフにする方法
【iPhoneの場合】


「設定」→「アプリ」→「Instagram」を検索してクリック→位置情報をクリック
Instagramの項目で「しない」を選択
これで位置情報が利用されないようになります。
【Androidの場合】
- 「設定」→「位置情報」→「アプリの権限」
- Instagramを「許可しない」に設定
端末レベルでの制限はより強力で安心だと言われています。
なので、Instagram上で位置情報共有をオフにした後に端末の設定でもオフにしておくと安心ですね。
安全に使うための3つのルール
インスタグラムの位置情報共有をオンで使いたい方も、安全に使うためには下記のことを気をつけましょう。
投稿のタイミングに注意する
リアルタイム投稿は避け、帰宅後やスポットを離れてから投稿しましょう。
「今ここにいます」と公表しないのが安全の基本です。
公開範囲を限定する
フォロワーのみや親しい友達限定での投稿に設定することで、不特定多数への公開を防げます。
位置情報だけでなく、写真や内容も守られます。



ミスで全員に公開しちゃったりしたら本当に怖いよね
自宅周辺の投稿は避ける
自宅付近からの投稿を何度もしていると、場所が特定されてしまう恐れがあります。
室内の写真でも、窓の外の景色などから住所を割り出されることがあるため、十分注意しましょう。



最近は瞳に映る景色から居場所を割り出されたりする
ケースもあるから怖いよね。
まとめ
Instagramの位置情報共有は、便利で魅力的な機能ではありますが、同時に多くのリスクもはらんでいます。
プライバシーを守るためには、基本的に「オフにする」ことをおすすめします。
そのうえで、必要なときにだけ慎重に活用するのが、これからの賢い使い方です。
安心・安全にSNSを楽しむために、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。