
出所:防災ニッポン – 読売新聞オンライン
2025年、日本列島は災害の当たり年とも言える状況が続いています。
鹿児島県トカラ列島では群発地震が相次ぎ、住民の皆さんは不安な毎日を過ごしています。
そして夏になると、毎年のように全国各地で台風やゲリラ豪雨による被害が発生し、思いもよらない場所で浸水被害が起きています。
「まさかうちの街が浸水するなんて…」そんな声を、もう何度聞いたでしょうか。
今回は、防災について情報発信しているインフルエンサーの「あんどうりすさん」のアドバイスを参考に、都市部で暮らす私たちが知っておくべき「内水氾濫」について、中学生でもわかるように解説していきます。
特に、家庭でできる簡単な対策から、避難時に本当に必要なものまで、明日から使える防災知識をお届けします。
最後まで読んでいただければ、きっと「防災って意外と簡単!」と思ってもらえるはずです。
1. 内水氾濫って何?川がなくても浸水する恐ろしい現象とは
都市部で急増中!内水氾濫の基本メカニズム

出所:エネフロ
「内水氾濫」という言葉を聞いたことはありますか?
簡単に言うと、川が溢れていないのに街が浸水してしまう現象のことです。
「えっ、川がないのになんで浸水するの?」と思いますよね。
実は、都市部の地面はコンクリートやアスファルトで固められているため、雨水が地面に染み込みません。
だから雨が降ると、すべての雨水が下水道に流れ込むんです。
台風などの豪雨で短時間でドバッと大雨が降ると、下水道が「もう無理!」となって、行き場を失った水が街に溢れ出してしまいます。
これが内水氾濫の正体です。
コワニ東京都内で1,323棟が被害…実際の浸水事例が衝撃的
2019年の台風19号を覚えていますか?
あの時、東京都内だけで1,323棟もの建物が浸水被害を受けました。
驚くべきことに、被害を受けた多くの場所は「普段は絶対に浸水しない」と思われていた住宅街や商業地でした。
「え、うちのマンション大丈夫?」と心配になった人も多かったのではないでしょうか。
実際に被害を受けた人たちは「まさか自分の家が」と口を揃えて言っていました。
内水氾濫の怖いところは、予想がつかないことなんです。
合流式と分流式の違いが命運を分ける理由


出所:広報東京都
下水道には2つのタイプがあることを知っていますか?
「合流式」と「分流式」という2種類です。
合流式は、トイレの水も雨水も同じ管で流すタイプです。
東京23区の多くはこのタイプで、大雨になると管の中がパンパンになって、汚い水が逆流してくることがあります。
分流式は、トイレの水と雨水を別々の管で流すタイプです。
多摩地域などで使われていますが、古い管から雨水が入り込んで、結局同じような問題が起きることもあります。
どちらのタイプでも、大雨の時は注意が必要なんです。
2. 東京都が緊急発表!家庭でできる豪雨対策の新常識
大雨の日にお風呂の水を流してはいけない衝撃の理由


出所:山口市上下水道局
最近、東京都が新たな要請を出しました。
それは「大雨の時はお風呂の水を流さないで」というものです。
「えー、なんで?」と思いますよね。
実は、お風呂一回分の水って約200リットルもあるんです。
ペットボトル(500ml)400本分です!
みんなが同じタイミングでお風呂の水を流すと、下水道がパンクしてしまいます。
だから大雨の日は、お風呂の水を流すのを我慢してもらおうというお願いなんです。



下水が逆流する瞬間がヤバすぎる…実際の被害事例を紹介
下水の逆流って、想像しただけでも気持ち悪いですよね。
でも実際に起きているんです。
トイレやお風呂から汚い水が溢れ出してきて、家の中が大変なことになります。
被害を受けた人の話によると、強烈な匂いが何週間も取れないそうです。
家具も家電も全部ダメになって、引っ越しを余儀なくされた家族もいます。
特に1階や地下室は被害が深刻になりやすいので要注意です。
雨の日にやってはいけない家事リスト【緊急保存版】
豪雨の日に控えた方がいい家事をまとめました。
❌ お風呂のお湯を抜く
一番ダメなのがこれです。できれば翌日まで待ちましょう。
❌ 洗濯機を回す
洗濯も1回で100リットル以上の水を使います。どうしても必要な時は、少しずつ何回かに分けて。
❌ 大量の食器洗い
キッチンからの排水も影響します。使い捨ての紙皿を使うのも一つの手です。
❌ 車の洗車
これは論外ですね。雨の日に洗車する人はいないと思いますが…笑
3. 水害だけじゃない!避難所で本当に必要なものが想像以上にヤバかった
なぜ体温計が必要?避難所で起きている衝撃の現実とは


出所:岡山市
さて今度は、防災アナウンサー・奥村奈津美さんのアドバイスを紹介しましょう。
豪雨や地震などの災害で避難所に行ったら、まず何をすると思いますか?
実は、一番最初にやるのが「体温測定」なんです。
コロナ以降、避難所では必ず検温が行われるようになりました。
でも避難所の体温計って数が少ないので、長い列ができちゃうんです。
1時間以上待たされることもあります。
だからマイ体温計を持っていくと、すぐに受付が済んで楽なんです。
特に小さいお子さんがいる家族には必需品ですね。



水・食料より大事なものがある!?防災のプロが教える優先順位の真実


出所:SAIBOU PARK MAGAZINE
防災グッズで一番大事なのは水と食料だと思っていませんか?
実は違うんです。
防災のプロが教える本当の優先順位はこちらです。
1位:身分証明書・現金・薬
避難所では最初に身元確認があります。普段飲んでいる薬も絶対に必要です。
2位:感染症対策グッズ
マスク、体温計、消毒液など。避難所は密になりやすいので超重要です。
3位:水・食料
意外にも3位!救援物資として配られることが多いからです。
「えー、水が3位なの?」と驚きますよね。
でも確かに、最近の災害では比較的早く支援物資が届いています。
感染症対策グッズが命を救う!絶対に入れておくべきアイテム5選


出所:ALSOK
避難所で一番怖いのは、実は感染症なんです。
大勢の人が狭い場所にいるので、風邪やインフルエンザがあっという間に広がります。
絶対に持っていくべきアイテムはこの5つです。
- マスク(家族分×1週間) – 不織布マスクを多めに準備しましょう。
- 体温計(デジタル式) – 軽くて使いやすいものを。
- 手指消毒液(小さいボトル) – アルコール70〜80%のものがおすすめ。
- 使い捨て手袋 – 食事の時や掃除の時に便利です。
- 歯ブラシセット – 口の中を清潔に保つことで、病気の予防になります。
4. 小さい子がいる家庭は要注意!意外な防災の落とし穴とは
お風呂の水を溜めておくと起こる恐ろしいリスク
大雨対策でお風呂に水を溜めておくのはいいことですが、小さい子どもがいる家では危険です。
2〜3歳の子どもは、たった5cmの水でも溺れてしまうことがあります。
「ちょっとトイレに」と思って目を離した隙に事故が起きるんです。
年間50件以上も家庭内での溺水事故が起きているそうです。
対策としては、手の届かない高い位置に鍵をつけるか、大雨の時は水を溜めないかのどちらかです。
子どもの安全が最優先ですからね。



子ども連れでも安全に避難するための重量制限の真実
出所:備える.jp
子どもと一緒に避難する時、荷物はどのくらい持てると思いますか?
実は、大人一人で背負えるのは最大10kgまでです。
子どもを抱っこしながら歩くことを考えると、もっと少なくなります。
防災のパンフレットには「3日分の水と食料を」と書いてありますが、現実的じゃないんです。
子ども連れの場合は、大人用より子ども用を優先しましょう。
子どもの身分証明書(健康保険証など)は絶対に必要です。
あとは子どもが好きなお菓子を少し。避難所で不安になった時に、少しでも安心できるように。
家族構成別・防災グッズの正しい選び方
家族の人数や年齢によって、持っていくものは変わります。
一人暮らしの人は、とにかく軽さ重視。最低限のものだけに絞って、現金を多めに持ちましょう。
夫婦の場合は、二人で荷物を分担できます。「あなたは食料、私は薬と着替え」みたいに役割分担すると良いですね。
子育て世代は、子ども優先で考えましょう。
高齢者のいる家庭では、普段の薬の管理が最重要です。



5. まとめ:簡単な心がけで水害×感染症から家族を守ろう
今すぐできる内水氾濫対策チェックリスト
今日から始められる対策をチェックリストにしました。
✅ 天気予報で大雨警報が出たら
• お風呂の水抜きを延期する
• 洗濯を前日までに済ませる
• 使い捨て食器を準備する
✅ 普段からできること
• 近所の浸水しやすい場所をチェック
• 排水溝の掃除を定期的にする
• 大事なものは高い場所に置く
どれも簡単なことばかりですよね。
避難袋の中身を見直そう!2025年最新版
昔の防災常識はもう古いかもしれません。2025年版の新しい考え方をお伝えします。
古い常識:水3日分(重すぎる)
新常識:500mlペットボトル3本
古い常識:食料3日分(現実的じゃない)
新常識:1日分+栄養補助食品
古い常識:ラジオ(情報源が限られる)
新常識:スマホ+モバイルバッテリー
そして2025年から新しく追加されたのが「体温計+感染症対策グッズ」です。
時代に合わせて防災用品も進化しているんですね。
防災の新常識で大切な人を守る方法
内水氾濫は決して他人事ではありません。都市部に住む私たちなら、誰でも経験する可能性があります。
でも怖がる必要はありません。今回紹介した対策は、どれも簡単にできることばかりです。
「大雨の時は排水を控える」これだけでも、みんなでやれば大きな効果があります。
避難袋の中身も、「本当に必要なもの」に絞れば、実用的な備えができます。
防災は特別なことじゃなくて、日常の延長なんです。
一人ひとりの小さな心がけが、家族と地域全体を守る大きな力になります。
今日から始められることから、ぜひ実践してみてくださいね。
きっと「防災って思ったより簡単!」と感じてもらえるはずです。
2025年7月時点の情報を参考に作成しました。お住まいの地域の防災情報も併せてチェックしてくださいね。








