2024年7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント「超RIZIN.3」で、手越祐也による国歌独唱が予定されていましたが、突如中止となりました。
この決定の背景には、選手たちの意向やSNS上の反応など、さまざまな要因が絡んでいます。本記事では、この出来事の詳細とそれに対するファンの反応をまとめてご紹介します。
手越祐也 RIZINでの国歌独唱中止の背景
選手側からの反発
今回の主役 朝倉未来氏が、自身のXで「試合前の国歌斉唱とかはなしにしてください」とポストしたことが発端でした。これに対戦相手の平本連氏が賛同する形のポストをし、国歌斉唱に対する反対の声が高まりました。
朝倉未来氏の影響力の大きさもあり、選手側の意見は無視できないものでした。しかしこれによって手越祐也氏に対する誹謗中傷などが大量に送られる事態になり、手越祐也氏が辞退を申し出た、というのが今回の流れになります。
説明不足
RIZIN側も選手サイドへの事前説明が不十分だったことを認めています。選手たちに対して、国歌斉唱の意図や具体的な内容を十分に伝えられていなかったことが、今回の騒動を引き起こした一因となっています。
これについてRIZINは早急に声明文を出し対応しました。内容的には手越祐也氏を擁護する内容が多く含まれていました。
誹謗中傷
朝倉未来氏の発言をきっかけに、一部の人々から手越祐也氏へSNS上で誹謗中傷やヘイトメッセージが送られる事態となりました。手越祐也氏が善意で引き受けたにもかかわらず、これらの攻撃的な反応は問題視されています。RIZIN側も手越祐也氏とそのファンに対して謝罪し、誹謗中傷をやめるよう訴えました。
手越祐也の意向
状況を受けて、手越氏自身が「試合や選手が主役。盛り上げられればという思いで引き受けたが、望まれていないのであれば辞退したい」と申し出ました。手越のこの決断により、国歌独唱は正式に中止されました。
また、今回のRIZINで手越祐也氏のファンがPPV（ペイ・パー・ビュー）を多く購入していたこともあり、RIZINは希望者に対してPPVの返金対応を行うと発表し、ファンへの誠実な対応を示しています。
朝倉未来と平本蓮の反応
手越祐也氏による国歌独唱中止に至った「超RIZIN.3」での出来事に対して、メインイベントの選手である朝倉未来氏と平本蓮氏の反応が注目されています。この二人の選手の意見と行動が、今回の決定に大きく影響を与えました。
朝倉未来のコメント
朝倉未来氏は国歌斉唱の中止が決定した後、自身のX（旧Twitter）でコメントを発表しました。
「関係者の方々、対応ありがとうございます 俺は俺の仕事を全うする 盛り上がり最高潮のまま すごい試合を見せる」と述べ、運営側の対応に感謝の意を示しつつ、自分の試合に集中する姿勢を強調しました。
ですがこのコメントも賛否を呼んでいます。Xで「国歌斉唱とかは無しにしてください」と朝倉未来氏が書いたことが発端でことが大きくなったというのに、対応ありがとうございます、だけというのは大人としてどうなのか？という意見が多く上がっています。
国歌斉唱は必要ないと思ったにしろ、Xにポストするのではなく直接運営側に言うのが大人の対応ではないか？という意見には私も納得しました。
平本蓮の対応と投稿削除
平本蓮氏は、手越祐也氏に対して直接DMを送り、国歌独唱の辞退を依頼したことをSNSで公表しました。
彼の投稿は大きな反響を呼び、一時は多くの注目を集めましたが、その後この投稿は削除されました。
平本蓮氏の対応についてはさらに多くの批判が集まっています。一部では選手の意見を尊重する姿勢として評価される一方、直接的な介入が不適切で挑発的だとの批判が多く上がりました。
RIZINファンの反応
手越祐也氏による国歌独唱が中止となった「超RIZIN.3」の件に関して、RIZINファンの反応は様々です。以下では、ファンたちの主な意見を紹介します。
選手の意向を尊重する立場
多くのファンは、メインイベントの朝倉未来氏や平本蓮氏の意向を尊重しています。選手たちが試合に集中できる環境を整えることが最優先と考え、国歌斉唱の中止を支持する声が多く見られます。
確かに国際試合でもないため、国歌斉唱自体必要ないのでは？という意見は理解できる気がしますね。
手越祐也への同情
手越祐也に対する同情の声はかなり多く上がっています。善意で国歌独唱を引き受けた手越が、結果的にSNS上で誹謗中傷を受けることになった事態を悲しく思うファンも多いようです。
手越祐也氏のファンではないという人たちも、今回の扱いはあまりにも彼が不憫だと感じる人が多く見られます。
このように手越の心情を慮り、彼への不当な扱いを批判する意見が上がっています。
RIZIN運営への批判
RIZIN運営への批判も少なくないようです。事前に選手たちとの調整や説明が不十分だったことが問題の一因とされ、運営の対応に対する不満が表明されています。イベントの成功には選手との密なコミュニケーションが欠かせないという指摘が多く寄せられています。
また国歌斉唱の中止によって、イベント全体の盛り上がりが減少するのではないかと心配する声もあります。RIZIN運営は、手越祐也氏に国歌斉唱を頼むことで、手越祐也氏のファンなど新たな層にRIZINに興味を持ってもらいたいという施策もあったのではないかと言われています。
国歌斉唱はイベントの一部として楽しみにしていたファンもいることから、その中止が観客の興奮を削ぐ可能性が懸念されています。
返金対応への評価
RIZINが希望者に対してPPV（ペイ・パー・ビュー）の返金対応を行うと発表したことについては、誠実な対応だと評価する意見が多数です。ファンへの配慮を示す姿勢が支持されています。
選手の謝罪を求める声
一部のファンからは、朝倉未来氏や平本蓮氏に対して、手越祐也氏への謝罪を求める声も上がっています。彼らの発言がきっかけで手越祐也氏が困難な状況に立たされたことについて、直接的な謝罪を求める意見が存在します。
全体として、ファンの間では意見が分かれており、選手の意向を支持する声と手越祐也氏への同情、RIZIN運営への批判が入り混じっています。多くのファンは、この騒動が早く収束し、本来の目的である試合自体に注目が集まることを望んでいるようです。
まとめ
「超RIZIN.3」での手越祐也の国歌独唱中止をめぐる一連の出来事は、RIZIN運営やファンにとって大きな話題となりました。
今回の経験を踏まえ、より良いイベント運営を目指して、選手やファンの声をしっかりと受け止め、改善していくことが期待されます。ファンや選手たちが一丸となって、次回のイベントがさらに成功することを願っています。
